2021.09.15

中国展示会情報「中国国際輸入博覧会」とは？

本記事では中国で行われている展示会情報を数回に分けてご紹介していきます。第1回目は毎年11月に上海で行われる”中国国際輸入博覧会(CIIE)”についての情報です。

多くの代理商やバイヤーが集う展示会出展は、海外進出への足掛かりをつかむ為の有効な手段と言えます。自社の商材に合った展示会のご提案や、進出時期に合わせた出展など、企業様の中国進出における計画の一助となれば幸いです。

1 多くのメディアから注目されている、世界最大級の輸入博覧会
2 中国国際輸入博覧会(CIIE)とは？
3 2020年におけるCIIEの様子
4 展示会出展を行う意義
5 ポリスターの展示会出展サポート

多くのメディアから注目されている、世界最大級の輸入博覧会

今年の11月5日～10日に上海の国家会展中心で行われる中国国際輸入博覧会（略称：進博会/CIIE）は、世界トップ10の総合貿易博覧会の1つに数えられる、世界最大規模の輸入博覧会です。180ヶ国・地域から約3,800社・団体が参加しています。本年度で4回目の開催となる本展示会は、メディアから非常に多くの注目を集めており、8月23日～29日の僅か1週間の間に発信された関連配信や記事は計1,509本に及びます。

中国国際輸入博覧会(CIIE)とは？

中国国際輸入博覧会（略称：進博会/CIIE）

開催期間：11月5日～10日

場所：上海国家会展中心

HP：展会概况—中国国际进口博览会 (ciie.org)

https://www.ciie.org/zbh/cn/19us/Overview/

中国国際輸入博覧会(以下CIIE)は、「輸入」をテーマにした中国初の国家級展示会です。中華人民共和国商務部及び上海市人民政府が共同主催し、中国国際輸入博覧会事務局と国家会議展示センター（上海）が協力主催するこの一大展示会には、各国から多くの企業や団体が出展を行っています。

CIIEは”国家投資貿易総合展”と”企業商業展”という2つの展示に分かれています。国家投資貿易総合展では、各国の貿易、産業、旅行などにおける投資の状況と実績の展示が行われています。

(▲上図：展示エリアはそれぞれのカテゴリーによって分けられている)

企業商業展では、商品貿易及びサービス貿易という2つの主旨の元に、「食品・農産品」「自動車」「技術と設備」「消耗品」「医療機械・医療保健」「サービス貿易」(※)の六つのパビリオンが設置されています。日本からも毎年有名なメーカー様が積極的に出展を行っています。

※…乳製品、農産物、スマートモビリティ、低炭素エネルギー・環境保護技術、集積回路、デジタル産業、消費財、スポーツ用品・イベント、グリーン・スマート家電・住宅、公衆衛生・伝染病予防、リハビリ・高齢者介護、バイオ医療、イノベーション・インキュベーションなど分野は多岐に渡る。

2020年におけるCIIEの様子

昨年の第3回目CIIEでは、総展示面積が前回よりも約3万平方メートル拡大し、より大規模な展示会となりました。441もの新製品・新技術・新サービスが集まり、各種業界関係者の来場者数は約40万人にのぼりました。また、世界や業界内トップ企業の再出展率は70%以上を記録しており、どの企業も重要視している展示会であることが伺えます。

展示会出展を行う意義

「輸入」をテーマに掲げている本展示会では、多種多様な業界の企業様が出展可能です。また、世界各国から出展者が集まるため、中国以外の競合他社の動向も知ることが出来ます。

展示会出展は、現地のバイヤーや代理商からの反応を確かめる良い機会です。

業界関係者が多く出入りする展示会では、興味を持ったバイヤーが自ら足を運んでくれる為、効率的に商談を行うことが出来、中国進出済みの企業様であれば、更なる代理店の開拓に有効です。また、これから進出を行う企業様であれば、中国現地での反応を直接確認する為の手段としても活用でき、中国進出の成功へ向けた戦略を練ることが出来ます。