POLYSTAR news

ホームポリスターニュースコンサルティングという仕事と歴史

2020.04.21

コンサルティングという仕事と歴史

コンサルティングとは、どんな仕事だろうか?

ほとんどの方が、何となくイメージは出来ると思いますが、
言葉で説明するのは、なかなか複雑で難しいです。
「コンサルティング」という言葉を辞書で調べると、
・専門的な事柄の相談に応じること。
まさにその通りだと思います。

 

現在では、多く職種の肩書に「コンサルティング」という言葉が使われますが、
原点は、相談に応じること。
でも「コンサルティング」という仕事は、いつから始まったのでしょうか?

「コンサルティング」の歴史を少しだけ紹介します。

 

コンサルティングの始まり

コンサルティングというビジネスは、1800年代後期にアメリカで誕生しました。
諸説ありますが、フレデリック・テイラー氏の功績を起源とする説が一般的です。
テイラー氏は、1856年にアメリカのペンシルベニア州・フィラデルフィアで誕生。
ハーバード大学に進学するも、目の病気を患って中退。
機械工見習いとして働き始めます。
その後、様々な工場で現場監督をするようになり、
それがコンサルティングという仕事の誕生に繋がります。
テイラー氏が実践した手法の1つ、
「シャベルすくい作業」のエピソードを紹介します。

フレデリック・テイラー氏

「シャベルすくい作業」とは、鉱石や炭などをシャベルですくって積み降ろしを行う作業。
テイラー氏は、作業員の協力を得て、実験を繰り返した結果、
1回ですくう量を21ポンド(約9.5キロ)にすると、
1日の仕事量が最大化することを突き止めました。
次に21ポンドをすくいやすいシャベルを用意して、作業員にも同一の動作をさせました。
他にも、担当部署の設置や適正な人材配置を行うことによって、
作業の効率化に成功しました。
これを実施した工場では、作業人数を70%も減らしただけでなく、
作業コストも半減させ、1人あたりの平均賃金も1.5倍以上もアップさせました。
テイラー氏は仮説を立て、検証するという科学的方法を用いて、
経営者だけではなく、作業員にもメリットがある理想的な状況を生み出したのです。

 

ただ当時は、個人でアドバイスをするコンサルタントが大半で、
まだ現在のような「コンサルティングファーム(コンサルティング会社)」はありませんでした。
次第にコンサルタント同士が集まって共同事務所を開くようになり、
1900年代に入ると現在も続く著名コンサルティングファームが出現し始めました。

日本におけるコンサルティングの始まり

日本におけるコンサルティングの誕生は1900年代初頭、
上野陽一氏が、テイラー氏の「科学的管理法」を導入したことが、最初と言われています。
日本では、経営者が外部に助言を求めるという社会の風土がありませんでした。
その代わり、会社内の「顧問」や「相談役」といった役職の方たちが、
第三者的立場から経営に関する助言をするという形が主流でした。

上野陽一氏

 

しかし日本に外資系コンサルティングファームが進出し始めると、
徐々にコンサルティングビジネスが浸透していくようになります。
その後、日本企業の海外進出が活発化するにつれて、
海外事情に詳しい外資系コンサルティングファームの需要が増え、
経営者の大事なパートナーとして信頼感を強めていきました。

 

外資系コンサルティングファームが躍進する一方で、
日本のコンサルティングファームも次々と誕生していきました。
中小企業を対象にした会社や、独自のビジネスを展開する会社、
広告代理店など特定分野に強みを持つ会社、
多様なニーズに合わせて個性豊かなコンサルティングファームが生まれました。
どのようなコンサルティングファームも、
「クライアントを成功に導く」という考えは同じです。

中国国内でのコンサルティング業界

中国では日本同様、経営者が外部に助言を求めるという風土がなく、
コンサルティングという仕事が、世間に認知されるようになったのも、つい最近です。
今では、外資系コンサルティングファームだけでなく、国内会社も増えてきて、
中国の目覚ましい発展を陰ながら支えています。

どの国にも当てはまりますが、中国には中国のやり方があります。
いくら国内で上手くいっていても、そのやり方が他の国で通用するとは限りません。
では、コンサルティングファームに頼めば良いのかといったら、それだけでもダメです。
自分たちの考え方をしっかり持って、相談を真摯に受け止めてくれて、
成功に導いてくれるパートナーを見つける必要があります。

 

PAGE TOP